今回は三重県にある櫛田川水系(くしだがわすいけい)で渓流の女王アマゴを狙います。
大自然の中でアマゴ釣りを楽しむフィッシングラヴァーは、Vivaフィールドスタッフの阪井弘三さん。
バス釣りからソルトルアーまでマルチに釣りを楽しむ阪井さん。前回のライトゲーム放送回では雨風の強い悪条件の中、大型メバルを見事釣り上げた腕前の持ち主です。
渓流釣りもバッチリ期待させていただきましょう!
櫛田川の渓流釣りで準備すべきものは?
今回、渓流釣りを楽しむ櫛田川では地元の漁業協同組合が発行している“遊漁券”の購入が必要になります。(年券5,000円、日券3,000円)
※遊漁券の有無など河川によってルールが異なるので各漁業協同組合などに事前に確認しましょう。
また渓流釣りでは川の中に入って釣りをするケースが多く滑りやすいので、必ずウェーディングシューズなど最適な準備をしましょう。山では野生動物と遭遇する可能性もあるので熊鈴も忘れず携行してください。
渓流ルアーで使用するタックル
阪井さんが準備したのはスピナー用スピニングタックルと、ミノー用ベイトタックルの2種類。
- スピナー用 スピニングタックル
- ロッド:5.5フィート
- リール:2000番スピニングリール
- ライン:PE0.6号
- リーダー:フロロカーボン1.5号
- ルアー:スピナー“プライザー”(Viva)
- ミノー用 ベイトフィネスタックル
- ロッド:5.5フィート
- リール:ベイトリール
- ライン:フロロカーボンライン1.5号
- ルアー:ミノー“プエラノ45s”(Viva)
櫛田川の水量に合わせて狙うポイントを絞っていく
前日の夜が雨だったので、水量が多くなっていることを期待した阪井さんですが、当日は少し物足りなさを感じる水量でした。
逆に水量が少ないことで深いポイントに魚が集まりやすいメリットがあるので、今回は深そうな所を探りながら上流に進んでいくことにするようです。
アマゴが潜んでいそうなポイントを狙ってからキャストする
阪井さんにキャストするポイントについて聞いてみました。
阪井さん
アマゴは水流の緩やかな場所に潜んで、エサが流れてくるのを待っていることが多いです。
外敵が来ても直ぐに隠れることが出来る場所、つまり大きな石の裏側などを狙っていくと釣果に繋がる可能性が上がると思います。
ただ、そういった場所に直接ルアーを投げ込むと魚がびっくりしてしまうので、なるべく狙うポイントより上流にキャストしてルアーを自然に流しながらアピールすることが重要です。
アマゴの潜んでいそうなポイントを解説
アマゴがチェイスする反応を見ながらテンポよく上流に進んでいく
活性の高い魚はルアーを巻いてくると積極的にチェイスしてきます。
阪井さん
何回かキャストを繰り返してもチェイスするだけなら、ルアーや色を変更しながら魚の反応を見ていきましょう。
それでもヒットに持ち込めなければ、警戒心が強い魚だと見切りをつけて上流に移動しましょう。同じ場所で深追いしていくより、どんどん上流へ進んでいき活性の高い魚を狙っていくことが魚を釣る秘訣になります。
その後も2~3投キャストをして、チェイスしてくるアマゴを狙いながらルアーチェンジを繰り返しますがヒットには繋がらず。
そこで阪井さんは改めて、下流に戻り別のポイントに移動することにしました。
思い切ったポイント移動が功を奏す!見事アマゴをゲット!!
下流に戻ってきて、魚が潜んでいそうな広いポイントを見つけた阪井さん。
早速、ルアーをキャストすると一投目でチェイスの反応が!
その後もチェイスはするものの喰い渋るアマゴ・・・
先ほどのポイントとは魚の反応も変わったと判断した阪井さんは、タックルをスピニングからベイトフィネスに変更し、ルアーのカラーチェンジを繰り返します。すると見事、アマゴをヒット!
ヒットルアー
プエラノ45S(テネシーシャッド)
渓流ルアーで初アマゴをゲット!!
プエラノ45S
その後は状況が好転!ポイント移動する度にヒットが連発!
先ほどヒットしたポイントから再び上流に向かって遡上していくと、早速やる気のある魚に遭遇。
するとルアーチェンジをしたところで見事ヒット!先ほどのヒットルアーと同様に派手でも地味でもないナチュラルカラーが今回も良かったようです。
色々なカラーローテーションを選択しながら今日のヒットルアーを絞り込んでいくのも楽しみ方の一つですね。
ヒットルアー
プエラノ45S(ヤマメR.B.)
大自然に囲まれながら美しい景観が満喫できるのも渓流釣りの魅力。
非日常的で癒しを感じながら釣りが出来ることも大きな魅力ですが、
阪井さんは渓流釣りならではの奥深さに魅了されています。
阪井さん
渓流釣りは流れが複雑なんです。それを自分なりに読み解き、水流と魚の行動を想像しながらアプローチを変えて釣りをしていくのも楽しみ方の一つですね。自分の考え方次第で何倍にも楽しみ方が膨らんでいくのも魅力です。
渓流釣りの魅力を語る
いかにも魚がいそうな岩場の間にキャスト!すると・・・
遡上していると、深さがあってこれ以上は進めない好ポイントを発見。
出来るだけ遠投したい阪井さんは、スピニングタックルで岩の間を狙って的確にキャスト。
すると今度はスピナーで狙い通りのヒット!
ヒットルアー
プライザー(アカキン)
岩場の好ポイントでアマゴをゲット!
プライザー(2022年5月発売)
Vivaから新しく発売される渓流専用スピナー“プライザー”。
独特なウェイト形状がスピナーで起こりやすい糸ヨレを大幅に軽減します。ウェイトにはタングステンが埋め込まれており、飛距離があって水中姿勢も安定します。
- スペック
- ●重さ 3.5グラム
- ●カラー全10色
その後もヒット連発、大満足で締めくくり!
パターンを掴んだ阪井さんは、その後もスピニングとベイトタックルを使い分けながら、
アマゴを釣り上げ、楽しい一日を締めくくりました。
阪井さん
午前中は昨晩の雨の影響で水温が下がっており苦戦しましたが、お昼前くらいから快晴になってきて徐々に魚の活性も上がってたのと、ルアー選択のパターンが掴めたので楽しく釣りをすることができました。
5月中旬以降は気候も良くなってきて、魚も水生昆虫などをドンドン食べだして活性も上がってくると思うので、是非皆さんも渓流ルアーを楽しんで見てください。
本日の釣り場
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●三重県 櫛田川水系
県下有数のあまご放流量を誇る櫛田川では、昨年は稚魚約8万匹を放流し、今年も成魚の放流を解禁日前と4月24日に行いました。
※2022年度 遊漁期間:3月6日~9月30日まで
※遊漁料金(年券5,000円、日券3,000円)
※体長制限:12cm以下のアマゴは放流してください。
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