今回のフィッシングラヴァー東海の舞台は、三重県鳥中部。海と川が交わる河口エリアでシーバスゲームを楽しみます。
シーバスゲームを楽しむフィッシングラヴァーは、三重県の釣りに詳しいアクアウェーブフィールドスタッフの積木洋さんです。積木さんはどのようにしてシーバスを攻略するのでしょうか!?
今回使用するシーバスタックル
- シーバスタックル
- ロッド:シーバス用ロッド(10.3フィート)
- リール:スピニングリール ハイギア(4000番)
- ライン:PE 0.8号
- リーダー:フロロカーボン(20lb)
- ルアー:アクアウェーブ ブレードマジック75
潮通しの良い河口付近のサーフポイントからスタート
シーバスは潮の流れと共に河口へとやってくるベイトフィッシュを求めて回遊する魚。積木さんはイナッコやハクなどのベイトがいそうな、潮通しの良い河口付近のエリアから釣りをしていきます。まずは巻くだけで小刻みに震えるバイブレーションルアー“ブレードマジック75”で広範囲を狙って探っていきます。(カラー: P.B.シグナル)
ブレードマジック75
ブレードマジック75を使ったシーバスの狙い方
上げ潮に入り、目の前のポイントにベイトが集まっていると期待している積木さん。キャストしては巻いての繰り返しにはなりますが、ベイトの反応や周りの潮流の変化など、よく観察しながら続けていきます。すると潮が動き出し魚の活性も上がって来たようで、あとはシーバスが食らいつくのを待つのみ。潮の流れに応じてルアーアクションを変えていきますが思うような反応は直ぐには起こりません。
アクアウェーブの積木さんが潮の流れに合わせたルアーアクションを解説
その後、夕まずめのタイミングに入り一気に潮が流れ出しました。上流・下流と潮の流れを通すようにキャストして魚の反応を見ますが、今のところアタリはありません…。何とかこのチャンスにシーバスをゲットしたいものです。
積木さんはこれまでも、まずめのチャンスを逃したと思い、諦めかけた時に釣れる事が何度もあったそうで、この日も日が暮れるまで懸命にキャストを続けますがシーバスの気配がなく、やむなく移動を決断。
先ほどの場所から、車で10分ほどの河口エリアへと移動してきました。ここからは、ナイトゲームの釣りになります。使用ルアーもフローティング系の“スライドボマー・シャロー”に変更し表層付近から探ります。また、デイゲームの時と違って今度はルアーを流れに任せながらゆっくりとした動きで魚を誘っていきます。
スライドボマー・シャロー
シーバスのナイトゲーム!!スライドボマー・シャローを使って表層付近を探る
潮位が下がり、釣りができるタイムリミットまであと僅か・・・
移動したポイントでも魚が回遊していないのか、まったく気配が無かったのと潮位が下がってきて釣りが出来なくなったため再びポイントを移動することに。しばらく車を走らせ、別の河口付近で先ほどと同じく潮が引いて釣りが出来なくなる時間まで粘ることにしました。
ルアーを変えたり、狙うポイントを変えたりと試行錯誤を繰り返しながら、シーバスが回遊してくるのを待ちますが、時間だけが過ぎ、潮位も下がっていく一方。
積木さんは、より細かい情報を探る為に撮影スタッフに一度ライトを消してもらうようにお願いしますが、その後もアタリは無く。潮位も下がり、これ以上は厳しいと諦めかけたその時。シーバスのボイルする音が初めて聞こえました。この日一番のチャンスを逃すまいと、ボイルのあった方向を狙ってキャストを繰り返すと・・・「喰った!!」とシーバスがヒットしました!!
絶対にバラシはしないと慎重に取り組む積木さんと、固唾を呑んで見守る撮影スタッフ(^^;
そして、見事ネットインしてシーバスをゲットしました!!シーバスを釣り上げた時点で積木さんもようやく緊張から解放され、満面の笑みで喜びを嚙みしめました。ヒットルアーは“ブレードマジック75”(カラー:プリズムシラウオ)
諦めず時間いっぱいまで自分を信じて釣りを続け、見事ドラマティックな展開で最後の最後にシーバスを釣り上げました。皆さんもこの一本を狙ってシーバスフィッシンを初めてみてはいかがでしょうか(^^♪