これからがシーズン 夏のイカメタル
~福井県敦賀沖~

今回のフィッシングラヴァー東海の舞台は、福井県敦賀沖。シーズン本番を迎えたイカメタルで、ケンサキイカとスルメイカを狙います。これからの時期は「大剣」と呼ばれる大型ケンサキイカの回遊も期待でき、多くのアングラーで賑わう人気エリアです。さぁ、今回のフィッシングラヴァーは、どんなイカメタルゲームを見せてくれるのでしょうか!早速、ご紹介しましょう。

幼い頃から釣りに親しみ、イカメタルやジギングを得意とする、がまかつスタッフの中村有登さん(写真左)。豊富な経験を活かし、敦賀沖のイカを攻略します。そしてもう一人は、さまざまな釣りを楽しむ中で、最近特にイカメタルに熱中しているという、がまかつスタッフの黒谷健太さん。そんな黒谷さん、この日は「20杯」を目標に掲げての挑戦。果たして宣言どおりの釣果を達成できるのでしょうか。有言実行となるか、その結果にも注目です!

夕方、船に乗り込んだ中村さんと黒谷さんは、さっそくタックルの準備を開始。スッテやドロッパーのセッティングを確認しながら、これから始まるイカメタルゲームへの期待を高めます。準備を整えた2人を乗せた船は、ケンサキイカとスルメイカが待つ敦賀沖のポイントへと向かいます。

今回使用するイカメタルのタックル

イカメタルのタックル
ロッド:ラグゼ スピードメタルX(S77M-solid)
リール:スピニングリール(5000番)
ライン:PE 0.6号
リーダー:フロロカーボン(5.0号)
仕掛け:がまかつ イカメタルリーダー マルチオ モリグ仕様
ドロッパー:ラグゼ スピードメタル エギドロッパー2.5
オモリ:25号

ラグゼ スピードメタルX



イカメタルゲーム専用軽量高感度モデル
スピードメタルシリーズのメインコンセプトである高感度・ハイレスポンスをさらに進化させるべく開発。メインマテリアルにTORAYCA(R)T1100Gを採用。適所に高弾性マテリアルを配し、細身・軽量化したブランクを採用。ティップ部にはモデルごとに最適な表現力を備えるよう、オリジナルテーパーデザインのソリッドを搭載。タフライト仕様のリールシートを中空リザウンド構造に組みあげ軽量化とともに操作性と反響感度性能を高めています。ベイトモデルは穂先ブレ軽減、スムーズなライン放出、糸絡み軽減、ガイド個数の最適化、ブランクの性能を最大限に発揮できるオールシングルスパイラルガイド設定です。スピニングモデルも小径ガイドセッティングでブレを極力抑えた設定にしています。各性能を追求した結果、特に手感度・荷重変化察知能力が大幅に向上しており、さらに攻めのゲームが楽しめる仕様に仕上がっています。

スペック
●スピードメタルX(S77M-solid)
●全長 231cm
●仕舞寸 120.5cm
●自重 93g
●適正ライン PE0.3~1.0号
●ルアーウエイト 8~25号
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スピードメタル エギドロッパー1.8



水中での姿勢安定性に優れたマルチに使えるエギドロッパー
抜群の潮乗り性能と姿勢安定性を兼ね備えたエギ型ドロッパー。潮の速い状況でのイカメタル、2.5号エギでは反応させきれないタフコンディション時のオモリグ等、このボディーサイズでしか成し得ないスローフォールとシルエットによるアプローチが可能です。また、2.5号エギとの「サイズローテーション」も有効です。

スペック
●カラー 全34色
●全長 80mm
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ポイントに到着すると、中村さんはなぜか肩をグルグル回してストレッチ。気合いを入れるためなのか、それとも釣果アップのおまじないなのか!?すると、その様子につられるように黒谷さんも同じ動きで肩を回し始めます。長時間のイカメタルゲームに備えて体をほぐしつつ、気合いもしっかり注入。準備万端となったところで、それぞれ釣り座へ向かいます。

明るいうちは、まず潮の流れや仕掛けの動きを把握しながら、イカの気配を探っていきます。2人は着底をしっかり確認し、ボトムから2~3mの範囲を丁寧に探りながら反応を待ちます。この時間帯はイカの活性や群れの位置を見極めることが重要。アタリがない場合は、イカの視界からエギやスッテを一度消すイメージで、仕掛けを10~20mほど巻き上げてから再び落とし直します。

また中村さんによると、オモリグをする際は明るいうちにやっておいた方がいいことがあるそうです。それは、普段どおりの力加減でキャストし、自分の仕掛けがどれくらい飛ぶのかを把握しておくこと。暗くなって船のライトが点灯すると、仕掛けの位置や飛距離が見えにくくなります。そのため、明るいうちにキャストして飛距離の感覚をつかんでおけば、カーブフォールで狙う際に「どのくらいラインを送り出せば、どの位置を探れているのか」がイメージしやすくなるといいます。

すべては、暗くなってからが本番。目標の20杯達成を目指す黒谷さんは、このタイミングで中村さんに釣果を伸ばす秘訣を聞いてみます。すると中村さんは、「イカに飽きさせないこと」と「失速しないこと」が大切だと話します。イカの活性が上がり、時合いに入ると連続して釣れる時間帯があります。しかし、そのタイミングで同じカラーや誘いを続けていると反応が鈍くなることも。そこで重要になるのがカラーローテーション。エギのカラーをこまめに変更しながら、その時の当たりカラーやパターンを探し続けることで、イカを飽きさせず、自分の時合いをできるだけ長く維持していくのだといいます。刻々と変化する状況の中で正解を探し続けることこそが、イカ釣りの面白さであり醍醐味といいます。

日が沈み、船の集魚灯が点灯。海面を照らす明かりにベイトやプランクトンが集まり始め、いよいよイカ釣りの本番を迎えます。果たして2人は、その日の当たりパターンを見つけ出し、数釣りを楽しむことができるのでしょうか。

集魚灯が点灯してしばらくすると、中村さんが底から25m付近で反応があったことを察知。すると、その直後でした。待望のアタリをしっかり捉え、中村さんに本日最初のヒット!

サイズは小ぶりながらも、狙いどおりのケンサキイカをキャッチ。まずは本命の顔を見ることができ、中村さんもひと安心。
ヒットルアー:スピードメタル エギドロッパー1.8(グリーンヘッド/チャート)

狙いを定めた水深30m付近で、今度は黒谷さんのロッドに明確なアタリ。慎重に巻き上げて上がってきたのは、この日のもうひとつのターゲットであるスルメイカ。狙いどおりのレンジで見事にヒットさせ、まずはうれしい1杯目をゲットです。
ヒットルアー:スピードメタル エギドロッパー1.8(グリーンチャートゼブラ)

時合いに突入したのか、狙いのレンジでアタリが続き、黒谷さんはさらにスルメイカを連続でキャッチ。パターンをしっかり掴んだのか、テンポよく数を重ねていきます。

ここで中村さんから釣果アップにつながるワンポイントアドバイス。イカは集魚灯の周りに集まるイメージがありますが、実は光が直接当たっていない明暗の境目や暗いエリアにも注目すべきだと言います。そうした場所には、エサを求めて積極的に動く“やる気のあるイカ”が潜んでいることが多いんだとか。中村さんのアドバイスを聞いた黒谷さんも、さっそく教えてもらったポイントへ仕掛けを送り込みます。

中村さんのアドバイスどおり、黒谷さんは集魚灯の光が当たりすぎていない足元の明暗部をバーチカルに丁寧に探っていきます。すると――早速、竿先にアタリ!しっかりとフッキングを決め、慎重に巻き上げてくると、水面に姿を現したのは本命のケンサキイカでした。狙いどおりのポイントで結果が出たことで、中村さんの読みが見事に的中した形となりました。

【必見】イカメタルの必勝パターン!明暗狙いでケンサキイカを攻略!

本来なら連続ヒットが期待できる時間帯ですが、この日は海が荒れ気味でイカの反応もどこかシビア。アタリはあるものの同じカラーでは続かず、小まめにカラーローテ―ションをしながら反応を探っていきます。

ここで中村さんから黒谷さんへ、カラー選択についてのアドバイス。中村さんによると、敦賀沖のような水深のあるエリアでは、青色系のエギが効果を発揮することが多いそうです。青色は暗い状況でも色が透き通るように見え、エギのシルエットがはっきりと出るため、イカにアピールしやすいのだとか。敦賀沖では実績の高い定番カラーのひとつとして知られているそうです。

青色系カラーに変更すると、その効果はすぐに現れました。まず反応したのは中村さん。狙いどおりアタリを捉え、ヒットへ持ち込みます。しかし、順調に巻き上げていたその途中で魚に横取りされてしまい、上がってきたのはイカのゲソだけでした。惜しくもキャッチとはなりませんでした。すると、その直後――。

今度は黒谷さんのロッドが大きく曲がります!黒谷さんも同系統のカラーにチェンジして見事キャッチしました。

その後も中村さんは小まめなカラーチェンジで数を増やしていきます。

終了時間が近づき、いよいよラストスパート。「最後にもう1杯釣っておきたい」と、黒谷さんは集中して穂先を見つめ続けます。ると、その時でした。黒谷さんの竿先がわずかに変化。その小さな違和感を見逃さず、素早くアワセを入れると見事にヒット!

魚にだけは横取りされたくない――。そんな願いを込めながら慎重に巻き上げる黒谷さん。
最後は、見事にイカをキャッチ!目標としていた20杯には届かなかったものの、最後まで集中力を切らさずアタリを捉え、しっかりと見せ場を作ってくれた黒谷さん。中村さんも状況に応じたレンジ攻略やカラーローテーションで釣果を重ね、海況が悪く厳しい条件下でしたが、2人とも敦賀沖のイカメタルを存分に楽しむことができました。これからはいよいよシーズン本番。皆さんもぜひイカメタルに挑戦して、繊細なアタリを掛ける楽しさと、イカとの駆け引きならではの魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

本日の釣り船

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●一美丸
https://kazumimaru.com/
住所:福井県敦賀市蓬莱町1-16
電話:0770-23-7005
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