夏から秋にかけてのファミリーフィッシングの定番と言えば「ハゼ釣り」。
今回のフィッシングラヴァ―東海は愛知県豊橋市の豊川（とよがわ）の河口で、簡単お手軽な釣りの代名詞でもあるハゼ釣りを心行くまで楽しもう！　という釣行です。

ハゼ釣りを楽しむのは株式会社オーナーばりスタッフの今永航汰と、フィッシング遊豊橋店の梅田修太郎の二人。簡単で楽しい、食べておいしい、と釣り入門のターゲットにもぴったりなハゼ釣りをエキスパート2人がのんびりと満喫していきます。

三河地区のハゼ釣りと言えば豊川

今日のハゼ釣りのポイントは愛知県豊橋市の豊川河口の右岸。午前６時に釣り場へ到着してはやる気持ちを抑えつつ、二人は仕掛けを準備していきます。
地元の釣りに詳しい梅田の話によれば「三河のハゼ釣りと言えばと豊川！」というくらいメジャーなハゼ釣りスポットとして有名。ちなみにハゼ釣りは早いところでは５月中旬くらいから１１月頃まで楽しめます。ロケ日はちょうどハゼ釣りのハイシーズンでした。
これは期待できそうですよ♪

タックルを紹介

まずはハゼ釣りを楽しむ今永と梅田の仕掛けを紹介していきましょう。

ハゼ釣りはエサ釣りでもルアー釣りでも狙えるターゲットとして人気が高まっていますが、今回は、より釣果の出しやすいエサ釣りを選択しました。

タックルの話を聞くと「スグに手の届くところにあった、ロッドとリール持ってきました（笑）」と屈託のない笑顔を見せてくれる今永。
実はハゼ釣りは、手持ちの竿やリールで十分対応できる懐の深さも魅力の一つです。今永が用意したタックルも、エギングやワインドに使っているものをそのまま流用したもので、ある程度の強さがあればハゼ釣りを問題なく 楽しめます。

今永航汰タックル

ロッド：エギングロッド　６.８フィート
リール：中型スピニングリール　Ｃ3000番
ライン：PE0.6号（300m）
リーダー：フロロカーボン3号（1.5m）

今永航汰プロフィール

株式会社オーナーばりのスタッフとして全国を飛び回り、エサ釣りやルアーフィッシングなど、ジャンルを問わずなんでもこなすスーパーマルチアングラー。
最近ではテンヤのタチウオやイカメタルがお気に入りで、休日にはおいしい旬の魚を求めて全国遠征をするほどの生粋のフィッシングラヴァー。

梅田修太郎タックル

ロッド＆リール：ファミリーコンパクトセット 165 ロッド 糸付リールセット
ライン：ナイロン3号

梅田修太郎プロフィール

フィッシング遊豊橋店で勤務し、ジャンルを問わず多くの釣りに精通するプロフェッショナル。
釣りが大好きだった父親の影響で釣りを始め、小学生の頃から地磯でのグレやチヌ釣りで楽しさに目覚めてしまう。
釣り好きが高じて「釣り関係の仕事がしたい！」と考え、そのままフィッシング遊に就職してしまったという経歴の持ち主。

梅田お薦めタックル

フィッシング遊豊橋店の梅田は、自社で販売されているファミリーコンパクトロッド165をチョイス。
こちらは小型スピニングリールに、ナイロンライン3号がセットでついているため釣り初心者でもそのまま釣りを楽しめるようになっています。リーズナブルでハゼ釣りはもちろん、ちょい投げやサビキ、ぶっこみ等色々な釣りに対応できるのが魅力のタックルです。

まずはちょい投げ仕掛けでハゼ釣りスタート

今永と梅田がハゼ釣りの仕掛けで使うのは天秤のちょい投げ仕掛け。天秤にはオーナーばりのホリデーライナーの8号、針は投船兼用ハゼ7号の2本針仕掛けをセットします。

天秤の片側に糸を結び、横に開いた方には針をセット。針はスナップがついているので、引っ掛けるだけで取り扱いも簡単。釣り経験が無い方でも簡単です。

東海エリア豊川河口　ハゼ釣りのタックル仕掛け

初心者の方はエサ付けが苦手な人も…

仕掛けがセットできたらいよいよエサを付けて投入・・・するだけなのですが、虫エサが苦手だという方も少なくありませんよね。そんなときに便利なのが虫エサをつかんでくれる虫ピンチ。
手を離しても虫エサをつかんだまま離さない逆作用式。虫に直接触れることなく楽にエサ付けができる便利グッズです。

虫エサを触らずに付けれる便利グッズ

底をズル引いてくるだけで簡単ハゼ釣り♪

今永と梅田の2人はエサのイシゴカイを付けて沖にキャスト。ハゼは底についている魚なので、底をズルズルと引いてきます。するとさっそく今永の竿先がぶるるっ！と震えるヒット。

今永「アタリが明確に出るのが気持ちいいですね～。ボトムを取って底をズル引いて巻いてくるだけなのでものすごく簡単に釣れちゃいますよ。」
と、１０センチほどのハゼを手にしてにっこり。

その後も頻繁にアタリがあり、二人そろってハゼを次から次へと釣りあげていきます。

梅田も絶好調！
沖から手前までまんべんなくアタリが出てくれて、童心に帰ってハゼ釣りを楽しんでいる二人です。

東海エリア豊川河口　ハゼの釣り方

ハゼ釣りの秘密兵器!?　ちょこ投げらくらくスナップのウーリー効果がすごい

今永「もっとアタリを増やすのに、仕掛けをらくらくスナップちょこ投げに交換します！」

今永が取り出したのはらくらくスナップちょこ投げ。こちらは1本針で根掛かりを回避しやすいだけでなく、針についたウーリーに秘密が。
イシゴカイなどの虫エサを使うハゼ釣りは、少しずつ食われて短くなってしまうケースが少なくありません。
そんなときこのウーリーが虫エサのエキスを吸って、強力にハゼを寄せてくれる効果が期待できます。
するとさっそくハゼからの反応が。

今永「ほら、ウーリーのとこ喰ってきてますよね。イシゴカイが短くなってもオレンジ色のウーリーが魚を寄せてくれますし、目立つのでバイトマーカーの代わりにもなります。」

狙い通りの展開に今永は「これは楽しい～」とテンションMAX。

東海エリア豊川河口　ハゼの楽々仕掛けで連チャン

ハゼ釣りはチョイ投げ仕掛けだけじゃない！？色々な仕掛けで楽しめる

ハゼを釣り続けていると、色々な方法を試したくなるのが釣り人の性（さが）。
ここで二人とも全く違う釣り方でハゼを狙っていきます。色々な釣り方で楽しめるのがハゼ釣りのお手軽な ポイントでもあり楽しさでもあるんですね。

今永航汰は虫ヘッドの仕掛け

今永「虫ヘッドっていういわゆるジグヘッドなんですけど、エサを刺すときに持ちやすい形状になっているのが特徴です。あとハゼが針を口の中に入れたとき、吐き出しても口の中に残りやすいよう、やや針先が広角になっています。」

今永は針先に虫ヘッドを結んで、エサをつけるだけというシンプルで使いやすい仕掛けにチェンジ。
キャストしてボトムをズル引いたり、ボトムでチョンチョンと跳ねさせるような使い方をします。

ハゼ釣りにも最適　虫ヘッドの使い方

手返しよくキャストを繰り返して広く探れる虫ヘッドでこの通り

ハゼ釣りにも最適　虫ヘッドで超楽に釣る

梅田修太郎はウキ釣り仕掛け

梅田「リールや天秤などがついていないので、ものすごく簡単でシンプルな仕掛けです。しかもウキを使うので、アタリが目に見えるので分かりやすいんですよね。
しかもこちらの「はぜポリウキ」は竿先につけて伸ばすだけ。簡単で扱いやすいのでお子様や初心者の方でも安心ですよ。」

虫ヘッドを使う今永に対し、延べ竿にウキという扱いやすい仕掛けに変更した梅田。
エサが底につくかつかないかくらいの深さにウキ下を調整すれば、あとはエサをセットして振り込むだけという簡単な釣り方です。

東海エリア豊川河口ハゼ　のべ竿ウキ釣り仕掛け

じっと待っているだけでなく、ハゼの反応がなければゆっくり横に引いて誘いを入れてあげるのが釣果アップの秘訣です。ウキにダイレクトな反応が出るのが楽しいっ♪

のべ竿ウキ釣り仕掛けのハゼの釣り方

豊川でのんびり楽しんだハゼ釣り

釣り方や仕掛けを変えて、のんびりとハゼ釣りを楽しんだ今永と梅田。
釣り初心者でも簡単に釣れるハゼ釣りは、釣りの入門にぴったりなターゲット。餌釣り、ルアー釣り、ウキ釣りや、ジグヘッドで釣るなど、あの手この手で楽しめるハゼ釣り。自分の気に入った釣り方を見つけ、自然の中で休日を満喫してみてはいかがでしょうか。もちろん、持ち帰って料理をすれば家族にも喜んでもらえるはずです。

本日の釣り場

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●清須河川敷公園付近　豊川河口
住所：愛知県豊橋市前芝町字外河原ほか
備考：無料駐車場、公衆トイレあり
愛知県豊橋市を流れる豊川河口で、清須河川敷公園駐車場からのアクセスが便利。
足場もよく無料駐車場、公衆トイレもあるためお子様連れでのファミリーフィッシングや釣り初心者の方にもおすすめのポイントです。
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