今回のフィッシングラヴァー東海はオーナーばりの今永航汰と、フィッシング遊の亀山将、長井友紀の3人が海上釣り堀 貞丸(さだまる)さんで人気のマダイや青物ににチャレンジします。
イケスの中に魚を放流して釣りをする海上釣り堀。「釣り堀」と言っても意外とテクニックも必要な釣りなのです。エサの種類や釣り方、正確なタナ取りなど考えることは盛りだくさん。
3人は海上釣り堀をあの手この手で攻略して、貞丸さんでの釣りを楽しんじゃいます!釣れればどれもが高級魚。おいしい新鮮な魚を持って帰りましょう♪
今永航汰が選ぶ海上釣り堀タックル
最初はウキ仕掛けでやってみます。その後、虫ヘッド釣法でも狙って行きたいと思っています。虫ヘッドはラインの先に虫ヘッドを結ぶだけという、すごく簡単な仕掛けになっています。セッティングが簡単なので誰もが使いやすい釣り方です。
今永航汰が選ぶ海上釣り堀タックル
- マダイ用タックル
- ロッド:シーバスロッド 8フィート
リール:中型スピニングリール 3000番
ライン:ザイト・筏かかり(フロロカーボン3号)
- 青物用タックル
- ロッド:ジョアジギングロッド 9フィート
リール:中型スピニングリール 4000番
ライン:ザイト フラッシュCX(ナイロン5号)
今永航汰プロフィール
ショアからオフショアまでマルチに活躍するオーナーばりの若手アングラー。虫ヘッド釣法で様々な獲物を狙って結果を出す実力派。
フィッシング遊 亀山将が選ぶ海上釣り堀タックル
今日の釣りはフィッシング遊のオリジナルタックルを使って、お手軽に海上釣り堀を楽しみたいと思います。コストパフォーマンスがいいので、初心者から中級者の釣り人にも納得していただける仕上がりになっています。
亀山将が選ぶ海上釣り堀タックル
- マダイ用タックル
- ロッド:F-STEP 海上釣堀 REDスタイル 300
リール:FUNTOOL ビッグワン釣堀(中型スピニングリール)4000番
ライン:リール付属のPEライン(4号 50メートル)
- 青物用タックル
- ロッド:F-STEP 海上釣堀 BLUEスタイル 300
リール:FUNTOOL ビッグワン釣堀(中型スピニングリール)4000番
ライン:リール付属のPEライン(4号 50メートル)
亀山将プロフィール
フィッシング遊スタッフでアドバイザーである亀山将(かめやましょう)さん。磯釣りをメインにライトソルトゲームも楽しんでいます。今回は久しぶりの海上釣り堀ということで気合十分です。
フィッシング遊 長井友紀が選ぶ海上釣り堀タックル
約1年振りの海上釣堀なので、なんとかおいしいお土産を釣って帰りたいと思っています。海上釣堀で釣れる魚は高級魚ばかりなので、帰ってからのお料理も楽しみですね。
長井友紀が選ぶ海上釣り堀タックル
- マダイ用タックル
- ロッド:F-STEP 海上釣堀 REDスタイル 300
リール:FUNTOOL ビッグワン釣堀(中型スピニングリール)
ライン:リール付属のPEライン(4号 50メートル)
- 青物用タックル
- ロッド:F-STEP 海上釣堀 BLUEスタイル 300
リール:FUNTOOL ビッグワン釣堀(中型スピニングリール)
ライン:リール付属のPEライン(4号 50メートル)
長井友紀プロフィール
フィッシング遊スタッフの長井友紀(ながいゆき)さん。普段は堤防やサーフなど陸っぱりでの釣りを中心に楽しんでいます。釣りは、おいしくいただくまでが釣り!というフィッシングラヴァー!
海上釣り堀攻略に燃える今永さんのエサは豊富な種類がポイント
貞丸の船に乗って海に浮かぶイケスへ到着すると、今永さんが今日使うエサを並べていきます。海上釣り堀の定番エサである練りエサやキビナゴ、ボケ、虫エサなどを用意。
他にも生き餌にアジとギンペイもあり、10種類以上のエサを揃えていました。
海上釣り堀では魚は確実にいますが、どのエサに喰ってくるのかはやってみないと分かりません。だからこそ少しでも多くエサを用意しておくのが釣果アップのポイントなのです。
3人はそれぞれ違うエサでマダイ狙いからスタート
海上釣り堀貞丸のイケスにはマダイや青物、シマアジ、ハタマス(マハタ)が入っています。
まず朝イチの時間帯は魚に口を使わせやすい細めの仕掛けで、海上釣り堀定番のマダイを全員で狙うことに。
海上釣り堀セット 喰い渋りマダイ
海上釣り堀の簡単ウキ釣り仕掛け セットの仕方
今日のアタリエサを探すために、まずは全員が違うエサを使ってウキの動きを見つめます。
アタリがないと判断すれば、どんどんエサを変えて魚の反応がいいエサを探します。ただ待っているだけでは釣れない時間が続くだけ。積極的なエサのローテーションが釣果アップの秘訣です。
今永さんのヒットで青物の喰い気にスイッチオン!
最初にシラサエビで狙っていた今永さんのウキに反応が出ます。しっかりとウキが水中に沈み込んだのを見て、大きく竿をアワセると待望のヒット!
魚は一気に走りドラグをジージーと響かせながら抵抗します。この動きはどうやら青物っぽい…
今永
マダイじゃないですね。ハリスが細いからちょっと慎重にやりとりします。
幾度となく水中に突っ込み、元気な引きを見せてくれたのは70センチクラスのヒラマサです。マダイ狙いの細い仕掛けで、見事に大物を仕留めた今永さん。
してやったりのこの笑顔♪
三重県の貞丸さんでヒラマサをキャッチ
海上釣り堀は釣れた直後がチャンスタイム
いきなりヒラマサを仕留めた今永さんに続けとばかりに、長井さんにもアタリが!
ヒットしたエサはキビナゴ。長井さんのロッドは大きく弧を描き、強烈な引きが伝わってきます。やりとりの末、水中にゆらりと浮いてきた魚体は、こちらも見事な青物…と思ったらここで無念のラインブレイク!
それを見た亀山さんは、先ほどの今永さんのヒットによって青物の喰い気が立っている状況と判断。そこですかさず青物用のハリスにチェンジして、エサも長井さんがヒットしたキビナゴに替えます。
その直後、見事に狙いは的中して青物がヒット!
太ハリスで安心感があるため、魚に走られてもやりとりに専念できます。亀山さん狙い通りの1匹は、70㎝クラスのヒラマサでした。
■三重県 貞丸さんで青物をGet!
F-STEP 海上釣堀 REDスタイル 300
F-STEP 海上釣堀 BLUEスタイル 300
ルアーみたいにエサを動かせる新感覚の虫ヘッドパワー
先ほど1匹目の青物をウキ釣り仕掛けで仕留めていた今永さん。今度は仕掛けを虫ヘッドパワーというジグヘッドに交換。
虫ヘッドパワーにキビナゴを付けてキャストしていきます。イケスの網の底まで沈めて、巻き上げてくると一発回答でまずはマダイを釣り上げました。
三重県 海上釣り堀でマダイを釣る
さらに同じ虫ヘッドにキビナゴのエサを付けて次の魚を狙います。
ネットで囲ってあるイケスの特性上、中心が深く、手前にくるにつれ浅くなっています。中央で底付近にエサを落としてから、手前のカケアガリに沿ってなぞるように虫ヘッドパワーを操作すると…
ここで超高級魚、ハタマス(マハタ)の登場♪
今永
虫ヘッドパワーはウキの釣りと違って、巻き上げたり跳ね上げたりもしやすいので、魚がつい口を使いたくなるような誘い方もできます。ピンポイントを狙うのはウキ釣りがいいと思いますが、広い範囲で動かしながら狙えるのは虫ヘッドパワーならではのメリットだと思います。
虫ヘッドパワーで海上釣り堀のハタマス(マハタ)を獲る
虫ヘッドパワー
虫ヘッドパワーで釣果UPのコツ(海上釣り堀篇)
待望の放流に合わせて青物対応の仕掛けに変更
海上釣り堀ならではの放流というイベント。この放流直後には魚の活性が一気に高くなり、ヒットの確率が高くなります。この日はマダイやヒラマサ、シマアジなどがイケスの中に追加投入されていきます。
3人はこの放流に合わせて青物を狙うべく、アジやギンペイの生きエサを準備。ただ、生きエサを使う場合、棒ウキの仕掛けでは敏感すぎるのが欠点になります。そこで、生きエサなどの大きなエサでも沈みにくい、セット一発つり堀のませ仕掛へとチェンジ。
生きエサが動き回ってのアタリなのか、エサの動きなのか判断が付かなくなってしまうことがないよう、浮力の高いウキを使う作戦です。
放流を間近で見た3人は「いい魚が入っていたからチャンス!」と大興奮♪
セット一発 つり堀のませ仕掛
放流直後のタイミングを逃さない
放流によって活性が上がった魚は、さっそく今永さんの虫ヘッドパワーに食いついてきます。今永さんが虫ヘッドパワーに付けていたエサはギンペイ。
このヒットから亀山さんにもアタリが出ますが残念ながらフッキングできず。
放流直後の活性が高い状況ながらここまで沈黙していた長井さんは、アタリが出ている深さにタナを合わせて生きアジを再投入。
するとその作戦がぴったりハマり、ウキが一気に水中へ入ります。
下へ横へと引きまくるファイトはまぎれもなく青物の引き。
ドラグとロッドワークで巧みに魚の走りをいなしながら、じりじりと魚との距離を詰めて釣り上げたのは丸々としたヒラマサです!
長井
すっごい元気な魚でした!あまりにも引くんで途中でくじけそうになりました(笑)無事に取り込めて良かったです。
三重県 海上釣り堀は大型青物も釣れる
FUNTOOL ビッグワン釣堀
釣り方やエサを釣れている人のマネをするのが海上釣り堀の鉄則
今永
海上釣り堀では魚は絶対にいるはずなのに、釣れない時間が続くのも珍しくありません。それは狙う水深がズレていたり、魚が食わないエサを使っていたりするのが原因です。釣れないことを続けていても状況は変わらないので、釣れている人の釣り方や水深、エサをマネしていくのが、海上釣り堀での釣果アップのポイントです。
その言葉通り、今日はたくさんのエサを用意して3人で釣れているエサや水深を共有しながら、次々と魚を釣り上げていきます。
そして釣れない時間があれば、全員でエサをローテーションしながら、めまぐるしく変わる状況に対応するという見事なチームプレーを披露!
マダイのトリプルヒット!今晩のおかずゲット
青物狙いからマダイ狙いに再び仕掛けを変更した亀山さんと長井さん。虫エサに反応が良さそうということで2人は虫エサをチョイスして仕掛けを投入!
ここで亀山さん、長井さんが立て続けにヒット!マダイ特有の竿先をゴンゴンと叩くような三段引きが手に伝わります。
無事にタモに取り込んで記念撮影…と思っていたら、なんとここで今永さんの虫ヘッドにもアタリが!
今永
僕も仲間に入れてくださいよ~。
今永さんも言った通りにマダイを釣り上げ、無事記念撮影に間に合いました。
念願のトリプルヒット達成!
三重県 海上釣り堀でマダイのトリプルヒット
仕掛けをシマアジ用に変更して狙う
マダイが釣れてほっと一安心の長井さんは、ここでシマアジ狙いにシフト。
食い渋りマダイについているハリス部分を、シマアジ用のハリスに交換します。ハリス部分だけをスナップで付け替える仕様のため簡単。
シマアジが食ったときに違和感がなるべく出ないよう、ロングハリスで針も軽量になっています。
海上釣り堀の定番エサである練り餌でウキに本アタリの反応が出ると信じて待ちます。
ウキがツンツンと水中に入り、しっかり魚が食うまでじっと我慢していた長井さん。
ウキがしっかり入るのを待ってアワセを入れると、ずっしりと竿に重みが伝わります。明らかに青物でもマダイでもない、ゴンゴンと下に突っ込むような引き。
水面に姿を表したのは、狙い通りの高級魚、シマアジです。
三重県 海上釣り堀はシマアジも釣れる
海上つり堀1.5mスナップ付シマアジ・喰い渋り
【海上釣り堀攻略】高級魚を手に大満足の3人
青物、マダイ、ハタマス(マハタ)、シマアジと高級魚ばかり4魚種が釣れた海上釣り堀貞丸の釣行。
手を変え品を変え、様々なアプローチで魚を釣り上げて大満足の釣行となった3人。定番のウキ釣り釣法と、これからさらに広まっていきそうな虫ヘッド釣法での攻略はいかがだったでしょうか。
釣り物が少なくなる冬でも楽しめる海上釣り堀、ぜひ挑戦してみてください。
本日の釣り場
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●海上釣り堀 貞丸(さだまる)
住所:〒519-3413 三重県北牟婁郡紀北町引本浦616−49
電話:080-5106-0900
海上釣り堀貞丸は、有限会社貞丸水産の事業の1つとして営業をしており、魚の養殖や仲買、筏などの事業も行っています。海上釣り堀貞丸では釣り堀に入っているマダイ、ハタマス、シマアジは、自社で養殖した魚が入っているのが自慢のポイント。深い味わいでリピーターのお客さんも多い海上釣り堀です。
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●フィッシング遊 津店
住所:〒514-0815 三重県津市大字藤方597-3
TEL:059-225-0515
営業時間:毎日 AM10:00~PM9:00
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●フィッシング遊 豊橋店
住所:〒440-0858 愛知県豊橋市つつじが丘2-1-3
TEL:0532-69-1331
営業時間:毎日 AM10:00~PM9:00
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