今回のフィッシングラヴァー東海は、三重県にある志摩ヨットハーバーからスタート!
今日はなんと株式会社ジークラックの代表である青木さんが自ら舵を握り、プライベートボートで出船します。
プライベートボートで狙うターゲットは、ここ数年で人気大爆発中のビンチョウマグロ。
でもでも、青木さん。自分で操船したら誰が釣るんですか~?
青木さん
「今日はエスコート役に徹して、普段「船長」としてお客さんを乗せているエキスパートをお呼びしました!」
青木さんが連れてきた、本日のフィッシングラヴァーはこの3人!
鵜方港出船 晶栄丸船長 高木翔平
高木さん
「晶栄丸で普段はマグロのキャスティングやトローリング、トンジギをメインに船を出しています。昨日も練習で竿出しをしていましたが、そのときはカツオが釣れてくれました。
今日は本命のビンチョウマグロが出てくれると嬉しいですね。」
礫浦港出船 三吉丸船長 片出昌宏
片出さん
「ルアーからエサ釣りまで礫浦での釣りはお任せください。遊漁だけでなく、筏への渡しなど幅広く釣りのサポートをさせていただいています。
今日はアングラーとしての立場で、なんとか1匹釣れたら嬉しいです。」
五ヶ所湾宿裏出船 釣船屋たにぐち船長 谷口智樹
谷口さん
「普段はルアーでの釣りものを中心に、ティップランやジギング、タイラバなどをやっています。普段は操船する側の人間なんですが、今日は釣り人なのでがんばって結果を出したいと思います!」
三重県志摩沖でのトンジギに挑むのは地元の船長たち!
なんとなんとジークラックの青木さんがゲストとしてお迎えしたのは、地元の海を知り尽くしたエキスパートたち。普段はそれぞれが船長として、お客さんを案内する側の人ばかりです。
まだ薄暗い早朝。勝手知ったる地元志摩沖へ、本命のビンチョウマグロ狙いに3人が挑みます。
青木社長~、今日は操船よろしくお願いしますっ!
志摩沖で狙うトンジギタックルはこちら!
3人の船長たちがチョイスしたトンジギタックルがこちら。ハードなジギングロッドは200グラム以上のジグが扱える汎用ロッド。PEラインの3~5号が300メートルほど巻けるラインキャパのベイトリールで、手動と電動の両方を用意しています!
やっぱりトンジギ用タックルは、不意の大物がかかったときに安心して対応できる強靭なタックル選びが不可欠なんですね。
- トンジギ用タックル
- ロッド:ジギングロッド 2.08メートル
リール:大型ベイトリール/電動リール
ライン:PE3~5号
リーダー:フロロカーボン80~90ポンド
使用ジグ:ジークラック アップダウンジグ 300/400グラム
トンジギで狙える魚種とサイズはどれくらい?
トンジギで狙う魚種は「トンボ」と呼ばれるビンチョウマグロがメインターゲットになります。ビンチョウマグロは別名”トンボマグロ”と呼ばれているため「トンボをジギングで狙う」ところからトンジギって言うんだって。
トンジギで釣れる魚は本命のビンチョウマグロだけでなく、キハダマグロも釣れることがあります。ビンチョウマグロは10~20キロ、キハダマグロなら10~40キロが狙えるんです。
船からマグロが釣れるなんて、トンジギは本当に夢がありますよね。楽しみ~♪
トンジギのハイシーズンは?水温は?
ビンチョウマグロをメインターゲットにしたトンジギは、12月から4月頃までがシーズンです。
例年だと12月からビンチョウマグロが釣れ始めて、シーズン序盤は数よりも型狙いになります。
そして2月3月ともなると水温が20度を下回り、ビンチョウマグロのハイシーズンが到来。タイミング次第では、10キロクラスのビンチョウマグロが水面でボコボコと跳ねる姿を見られるそうです。
期待に胸膨らませていざ出船!
期待に胸を膨らませながら、ポイントへ向けてボートを走らせる青木さん。
今日は釣り人として撮影に参加する船長たちは「今日は釣り人の立場だからなんだかプレッシャーを感じるね」と談笑しつつ、タックルの用意をする3人の船長たちです。
朝焼けに照らされた三重県の志摩沖。なんだか抜群の雰囲気を感じますよ~♪
船長として腕と威厳を見せられるか注目です!
一流し目でいきなりキハダがヒット!
出船から1時間弱。青木さんの操船するボートはポイントへ到着。朝イチは180メートルほど水深がある場所へ船を付けます。
まずはある程度広めに探るため、150メートルラインを出して50メートル上までジグを動かしていきます。
するとなんと一流し目でいきなり高木さんにヒット!
絞り込まれる竿、ジージーとドラグを引き出す強烈な走り。これは間違いなくマグロの引き!
マグロの動きに合わせて場所を移動しながら、取り込みやすい位置へ魚を誘導していきます。何度も走られながらも、少しずつ浮かせてくると大きな魚体が水面に現れます。
高木さん
「フォール中にジグが止まったんでアワセたら、竿がゴンゴン叩かれるようにヒットしました!これはキハダマグロですね!」
1メートル、15キロのキハダマグロを見事にゲットした高木さん。
本当は膝に乗せるようなサイズじゃないからちょっと恥ずかしい、と言いながらもカメラマンの無理なお願いに応えてもらってありがとうございます♪
ヒットジグ
アップダウンジグ 300グラム シルバーグローヘッド(プロトカラー)
アップダウンジグ 300g
トンジギ釣行1本目のキハダマグロに青木船長も安堵!
今日のトンジギ釣行ではまず1本!という目標を掲げていた青木さん。船長としての大役を果たしホッと胸を撫でおろした瞬間でした。
青木さんと高木さんは歓喜のグータッチです♪
志摩沖でトンジギを楽しむ! 高木船長がキハダをヒット!
しかしさすがにそのまま連発、というわけにはいきません。すぐさまポイント移動をして、次のビンチョウマグロの反応を探していきます。
船長たちが船内に集まると、ポイント移動中もソナーを見る目が真剣です。
志摩沖でトンジギを楽しむ! 谷口船長がポイント選びを解説!
トンジギの釣り方を片出船長に聞いてみた
ここでトンジギをやったことがない人に向けて、どんな釣り方をすればいいのか今日は釣り人として参加している片出船長に聞いてみました!
片出さん
「トンジギでのジグの動かし方はワンピッチジャークですね。トンジギはジグさえ入れて動かしていれば、チャンスがある釣りだと思います。船長からの指示ダナをどれだけしゃくり続けられるか、がんばれる人が釣果につながります。トンジギには初心者の人も少なくなく、特に数が狙える2月3月のハイシーズンはおすすめですよ。」
アクションを多用するのではなく、マグロの泳いでいる層でどれだけジグを動かし続けられるかどうかがポイントなんですね。
ロッドやリールは大型になりますが、ジグの動かし方や釣り方はそこまで複雑ではありません。だからこそ1本の大物への夢を求めて、トンジギ初心者の方も増えてきているんでしょうね。
志摩沖でトンジギを楽しむ! 片出船長にトンジギの魅力を聞いてみた!
カツオの群れにできる鳥山を発見!キャスティングゲームが開幕
ポイントを移動して何度か船を入れなおしていると、青木さんが何かを発見・・・?
青木さん
「鳥がいる!海に突っ込んでるよ!」
鳥と跳ねる魚を見てカツオだと確信した青木さんは、鳥山に向けて船を全速前進!キャスティングタックルを用意して!と指示が飛びます。
それを聞いた船長たちは、すぐさまキャスティングタックルにアンクジグをセット。12時の方向に船を付けると、ミヨシからナブラを狙い撃ちした高木さんにヒットします!
表層ギリギリの早巻きで60センチ、4キロクラスのカツオを見事にゲット。
ヒットジグ
アンクジグ 40g シルバー
鳥山を発見! キャスティングに変更してカツオをヒット!
再びナブラ近くに船をつけ直していく青木さん。それに応えるかのように今度は片出さん、谷口さんに同サイズがヒット!
谷口さん
ナブラの奥にジグを入れてから、ロッドを立て気味にして早巻きです。ドカン!きました!カツオはかかったらものすごく走るからね、めちゃ楽しいです!
ヒットジグ
アンクジグ 40g ゼブラグロー
アンクジグ
続くカツオ祭りにダブルヒットで幕引き!
まだまだカツオ祭りは止まりません!ナブラはいつ終わるか分からないので、釣れてもすぐに準備して次に備えます。
青木さん
「まだ魚出てるから行くよ!」
とすぐさまナブラを追いかけます。
魚を散らさないように距離を取りつつ、ギリギリまで接近。船の前方にナブラをロックオンして一斉にキャスト開始!
先ほどと同じく、アンクジグが表層に飛び出すくらいのスピードで表層ギリギリを早巻きでカツオの群れを狙い撃ちです!
するとナブラにジグが差し掛かった瞬間、高木さんと谷口さんがダブルヒット!
このダブルヒットでナブラは沈み、カツオ祭りは終焉!タイムアップとなったのでした。
カツオ祭り!キャストする度にカツオをゲット!
本命”トンボ”には出会えずも一同充実のロッドオフ
トンボ狙いでの釣行で本命には出会えなかったものの、15キロクラスのキハダマグロと3~4キロのカツオを見事に釣り上げた船長たち。
地元志摩で船を操る船長たちを、アングラーとしてエスコートした青木さんも充実の1日となりました。
青木さん
「普段はみんな船長としてアングラーを連れて行く立場なんですけど、今日はアングラーとして登場してもらいました。やっぱりさすが違うな、って思いましたね。」
とジークラックの青木さんも舌を巻いた本日の釣行でした。
本日の出船場所
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●志摩ヨットハーバー
住所:〒516-0109 三重県度会郡南伊勢町船越3113
電話:0599-66-0933
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