今回は、DUOの萩原トオルさんとDUOフィールドスタッフのもかさん、さらにDUOフィールドモニターの大ちゃんこと久野大輔さんの3人が参戦。愛知県・南知多町大井漁港のルアー船LEON(レオン)を利用し、伊勢湾のジギングを楽しみます。
萩原トオルさん
年間釣行200日以上。いつも楽しく全国のフィールド情報を伝えている。
- 使用タックル
- ロッド:ヴィガーDVSLJ-C603M
ヴィガーDVSLJ-S602ML
ヴィガーDVSLJ-S601L - ライン:PE2号
- リーダー:フロロ10号
- ルアー:ドラッグメタルフォース セミロング
もかさん
一年を通して海や川、池などフィールドを問わず釣りにチャレンジしている。
久野大輔さん(大ちゃん)
オフショアをメインに、伊勢湾を中心に様々な釣りを釣りを楽しんでいる。
3人の準備が整ったところで、船は全速力で伊良湖沖のポイントを目指します。この日の海上は風も弱くてほぼベタ凪でしたが、午後から雨が降る予報。それまでに結果を叩き出そう!と3人も気合が入ります。
ポイントの伊良湖沖に到着すると、すでに数隻のルアー船やエサ釣りの船がひしめき合っていました。やがてエンジン音がスローになり、船長の「はい、どうぞ。水深48㍍」の合図でスタートフィッシング。
船の左舷ミヨシから、もかさん、萩原さん、大ちゃんの順番に並びドテラ流しでスタートしました。ただ心配だったのが出船前に聞いた近況で、「このところ日によってムラがあり、いい日は2~3時間で早上がりですが、悪い日は…」。果たして当日は「吉と出るか凶と出るか?
開始から30分、1時間と時間だけが過ぎていきます。ここまで誰のロッドにもバイトが無く、ノーフィッシュ。3人ともそれぞれロッドを替えたりジグを替えたりして試行錯誤しますが、ターゲットの青物からは何のアタックも無いままです。このままでは。。。と船長の判断でポイント移動となりました。
ヴィガーDVSLJ‐S601L/スピニング
ヴィガー フルソリッドのロッド特性を解説
ポイント移動後、ようやくきた初ヒットは大ちゃん。しかし、青物やマダイにしては引きが弱い。
やがて姿を見せたのは、何と高級魚のトラフグです。取りあえず、これでノーフィッシュは逃れました。と苦笑。しかし、後が続きません。この日魚探には所々で青物の反応があるのに、なかなかバイトしてくれません。この状況でも萩原さんは「こんな日でも必ず時合いがあります。それまで頑張りましょう」と皆を鼓舞します。
まだ時合ではないのか、この後も長い沈黙が続きました。周りの僚船を見てもヒットしている様子はありません。このままではと思っていた時、突然、もかちゃんが「あっ、バイトがありました。でもヒットしませんでした」と残念そうにつぶやいた瞬間、右舷でキャストを繰り返していた大ちゃんにヒット。
やり取りを見ていてもメインターゲットの青物の様子。これをバラしてはと慎重にやり取りして船長のタモに無事ネットイン。この日、初めてのワラサをゲットしました。
状況を聞くと、「ドラッグフォースゼミロングタイプUVレッドゴールド105gをキャストし、着底から斜め引きに引いてワンピッチでバイトしてきました」と嬉しそうに答えてくれました。
伊勢湾の早春シブイ時に釣れたルアーは
ドラッグメタルフォース セミロング
この1匹で全員が活気づき、さらなる大物をとジャークを繰り返します。そして、いつの間にか右舷から左舷に釣り座を変更していた大ちゃんに再びバイト!ロッドが大きく曲がり、この日2匹目となるワラサをゲットしました。
どうやら青物の群れが回ってきたようで、周りの僚船でもワラサが取り込まれるシーンがみられました。「さあ、次は誰のロッドにバイトが出るか」と、期待を込めて見守ります。しばらくして、もかちゃんが、「ヒット!」と声を上げました。その瞬間、ロッドが極限まで曲がり「キャッ、引きが強い」と言いながらやり取りしています。確かに、大ちゃんのときとは明らかに引きが違い、なかなかリールが巻けません。
応援に駆け付けた船長も「これはブリやな」とネットを構えて獲物が浮いてくるのを待ち構えています。巻いては出しての攻防が繰り返され、やがて海面に姿を見せたのは船長の言葉通りブリでした。無事ネットに収まり、もかちゃんも思わず「ヤッタ!」と今日一の笑顔でした。
使用していたジグはドラッグメタルフォースの120g(ピンクヘッドグロー)。状況を聞くと、「着底して少し巻き上げたところでガツンときたので、思い切りアワセました。それまではUVレッドゴールドを使っていましたが、ピンクヘッドグローに替え、さらにリアにブレード付けてアピールを強くしました」と、とても嬉しそうに答えてくれました。
伊勢湾のブリが喰いついたもかちゃんのドラッグメタルフォース
ドラッグメタルフォース
ドラッグメタル アシストフック 迅掛
この時合いを逃してはと、萩原も解説しながらジャークを繰り返していると突然、バイトが出た。一度はロッドに乗った感じがありましたが、残念ながらヒットには持ち込めませんでした。
そしてそれを尻目に、再びもかちゃんにヒット。今度は先ほどと違いグングンリールが巻けます。取り込んだのはワラサでした。さすがにブリゲットの後だけに表情にも余裕が見られました。
そして納竿時刻が迫ってきたお昼ごろから、天気予報通りポツリポツリと雨も降りだしてきたが残り30分。全員が気合を入れ直してジャークを繰り返しましたが、残念ながらバイトがなく終了となりました。
最後に、萩原が「お疲れさまでした。ああっ渋かったね。イヤ、俺だけだったのか渋かったのは?…(笑い)。 でも2人釣ってくれたので良かったです。渋いながらもベイトが溜まっていれば何とかなりますね」 大ちゃんも「まあ、これからマダイも始まって楽しめるのではないでしょうか」。もかさんは「ピンクヘッドグローに替えて、ブレードも付けてからブリもワラサも釣れたのでよかったです」、と終始笑顔でした。
これから水温が上がってくると魚種も増えてくるので、皆さんもぜひ伊勢湾でジギングを楽しんでください。
今回の釣り船
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●LEON(レオン)
住所:船着き場 愛知県知多郡南知多町大井(大井漁港)
電話:090(5861)8867
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