今回のフィッシングラヴァ―東海の舞台は、静岡県の天竜川と周辺河川。この時期、河口付近でシーバスの活性が高まってくると、ショアゲームのファンからは、人気の場所です。そこでビッグベイトを使って大物のシーバスを狙うフィッシングラヴァ―をご紹介しましょう。DUOプロスタッフの橋本康宏さん。ポイントの状況に応じて、これまでの経験をフルに生かし狙った獲物は、必ず仕留めるという実力派アングラー。今回は、大物シーバスを狙います。
最初に橋本さんが選んだタックルは、ご覧の通りです。7.8フィートのベイトロッドに300番台のベイトリール、ラインは、PE5号、リーダーはナイロンの60ポンド、ルアーは、DUOのラフトレイル マキフラット 155Fを使用します。
川は少し濁りがあるようです。ビッグベイトのアピール力を使って何とかシーバスを獲りたい橋本さん、瀬の落ち込みを狙ってルアーを操り、シーバスを誘います。朝の時間帯は岸沿いにシーバスがいる可能性があるので、まずは水辺から竿1本分ぐらい離れてキャストしたほうがいいようです。
橋本さんのルアーカラーの選び方は、水が澄んでいたり、明るい時間帯などルアーが見えやすいだろうと思われる時はナチュラル系の小魚に似たカラー。晴れていても濁りがあり、ルアーが見えにくいと思われる時は、派手なカラーや白系のカラーを選ぶことが多い。ということです。
ラフトレイル マキフラット 155F
橋本さんは、川の地形を読みながら、少し下流へ移動します。アクションに変化をつけながら誘いますが、シーバスはなかなか姿を現しません マキフラットはシャローレンジで弱ったベイトを演出するルアー。左手がワンド、右手からの本流筋で流れが巻くところ、魚が溜まりやすい絶好のポイントにルアーをキャストしていきます。
何度かキャストしますが、なかなか反応はありません。続いて狙うのは、川の流れが合流するポイント。ここで、タイプの違うルアーに変更します。まずはボラペンでルアーの特徴をかしながらロッドワークで巧みに表層を探りますが、なかなか反応がありません。
ラフトレイル ボラペン245F
橋本康宏のルアーフィッシングが楽しめるボラペンの操作はこれだ
続いてのポイントは川の流れが緩やかで橋の下が影となっている暑い日にシーバスにとっては絶好のポイント。橋本さんは、3種類のルアーを使い分け、違うレンジを探っていきます。
ここでヒット!っと思ったら橋本さんが首を傾げています。ナマズかな。。。やはりナマズでした。残念。
ナマズがヒットした後も広範囲にポイント探りますが、シーバスのアタリはありません。日が沈みかける午後7:00橋本さんはポイントを移動し、マキフラットをチョイス。川の中央部分までキャストします。
ルアーに弱ったベイトを演出させるため、ゆっくり、リールを巻いていきます。
日も沈み、あたりは徐々暗くなり始めました。夜になるとシーバスの活性が上がるため、橋本さんは、注意深くポイントの状況を確認します。シーバスが現れるの待ちながら、時間はどんどん過ぎていきます。張り詰めた緊張感続く午後10時30分その時がきました。ヒット!きました。しっかりとフッキングさせたのは本命のシーバス。やりました橋本さん。必ずものにすると言っていた通り、少ないチャンスで決めてくれました。決めたのはマキフラット155Fフラッシュシャッド。最後にシーバスをリリースしてこの日は終了となりました。