三重県尾鷲で大型のグレを釣る

グレを追い求めて魅力のフィールドを楽しむ ~三重県尾鷲~

前岡正樹さん

磯釣りの王者と呼ばれ、アングラ―から高い人気を誇るターゲットであるグレ。強烈な引きが楽しめるうえ、ゲーム性が高いので、その楽しさは2倍にも3倍にも膨れ上がります。そんな魅力たっぷりのグレを今回、三重県尾鷲の磯でこのフィッシングラヴァーが仕留めます。

磯釣りを通じてその楽しさを伝えるのは、第38回G杯争奪全日本がま磯グレ選手権で優勝した、がまかつのインストラクター前岡正樹さん。ポイントの状況とその時の潮を読みながら、自分の狙い通りにグレを仕留める、技巧派アングラーです。

三重県尾鷲の磯“アゴ島”

今回、前岡さんが渡った三重県尾鷲の磯“アゴ島”は、グレの魚影が濃く磯釣りファンからは人気のポイント。前岡さんは、桃頭島(とがしま)とアゴ島の間の水道を狙って仕掛けを投げます。

今回使用する磯釣りタックル

今回のタックル

磯釣りタックル
ロッド:がま磯 アテンダー3(1.25号 5.0m)
リール:スピニングリール
ライン:ナイロン1.5号
ウキ:02
ハリス:1.5号
フック: 掛かりすぎ口太3号

がま磯 アテンダー3

がま磯 アテンダー3

“対象魚をいかに楽に獲り込むか”がま磯の真骨頂ともいえる「一定の竿角度でためているだけで、魚を浮かす」という設計思想をメインコンセプトに掲げ、3代目アテンダーは開発されました。ブランクには、更なる粘りとパワーを演出するため、ASD(アクティブサスデザイン)の究極進化系「ウルトラASD」を採用。スムーズな曲がりは細ハリスにもやさしく、繊細なアプローチでスレた魚も攻略できます。操作性を向上させるため、リールシートやエンドグリップの形状を見直し、ホールド性の高いものを採用しました。さらに、先短設計を採用することで操作性を高めつつ、胴のパワーを瞬時に引き出すことが可能になりました。また、釣り場で竿を保持した際の持ち重りが低減するように重心の位置を最適化しています。様々な新要素を纏い、アテンダーが更なる進化を遂げました。

スペック
●がま磯 アテンダー3(1.25号 5.0m)
●全長 5.0m
●仕舞寸 112.0cm
●自重 247g
●継数 5本
●先径 0.75
●錘負荷 1~4号
●適正ハリス 1~3号
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産卵期のグレ狙い 海水温の高い今年の尾鷲をどう攻略するのか

釣りスタート

この時期としては海水温が18℃と高めで、磯では少し厄介なエサ取りでもあるアジが撒き餌をすると沢山集まってくるようです。そのためまずは浮いてくるグレを狙って軽い仕掛けから攻めていくことにします。

ヒット

グレを釣り上げた前岡さん

朝一に釣り上げたいところですが、そう簡単にはグレは出てこないと思うと話していると、突然ロッドに反応が!見事、狙いのグレが釣れて一安心の前岡さん。反応があったのが深場だったため、もう少し浮いてきてくれれば数も期待できるとのことで、この調子で次々と釣り上げてください!

G杯王者 前岡正樹が三重県尾鷲で朝一からグレを釣り上げる!

グレを狙う前岡さん

グレ釣りの魅力は何と言っても“ゲーム性”と前岡さん。思うようにいかず、昨日は釣れても水温が0.5℃変わるだけでも状況が変わり、「じゃあ、こうすればどうだろう。ここにはいるのだろうか。」と手をかえ品をかえ、考え抜いた作戦がハマった時がたまらなく楽しいようです。何年通い続けても、その時の状況次第で作戦を変える必要がある奥深さが、グレ釣りの魅力なんですね(^-^)

アジをゲットした前岡さん

しばらくすると、何やらコンコンと反応が。目で見て分かるようにアジが集まってきていたので嫌な予感が的中して、アジが釣れだしてしまいました。グレ釣りをする際、アジがいると困る理由としてグレよりも早く餌を取ってしまうから。夏場によくアジが集まることはありますが、この時期にアジが集まるのは珍しいと前岡さんも苦笑いです。

前岡さんはアジ対策として撒き餌を手前側だけに撒くことにします。
そして沖の方に仕掛けを投げ、アジのいる層を通して、こぼれた餌を拾いにきたグレを狙う作戦に変更することにしました。

強烈な引き

すると再びグレのアタリが!がま磯 アテンダー3が見事に曲がる強烈な引きに前岡さんのテンションも上がります。

サイズアップしたグレ

先ほどよりもサイズアップしたグレをゲットです。まだ狙い通りの釣り方では無かったようですが、正解が少しずつ見えてきたことで、更なる大物を狙っていきます。

大きなヒット

前岡さんが選んだ場所は上側の潮の動きが複雑なようで、それをどうやって攻略していくかがポイントになります。潮の動きを想像しながら、三次元でどうやって仕掛けと撒き餌を合わせていくか。それが自分の中で今日の釣り座の課題として考えます。

満潮から2時間が経過した時間帯になり、潮が動き出したところで狙い通りのヒット!
前岡さんも確かな手ごたえを感じる引きに40cmオーバーだと期待しているところで突然のチモト切れ。思った通りに行かないからグレ釣りは楽しいと、前向きに気持ちを切り替える前岡さん。確かな手ごたえを感じながら、この後も大物を狙って竿を出します。

ロッド:がま磯 ATTENDER-Ⅲ

次々とグレを釣り上げる

潮が動き出してからは釣れそうな雰囲気がプンプンするということで、前岡さんは次々とグレを釣り上げていきます。しかし、少しずつサイズアップはするものの40cmオーバーには中々届きません。

がま磯 アテンダー3の操作性を実釣解説!

潮の流れを味方につけて前岡正樹が磯釣りを楽しむ♪

グレとは違ったアタリ

その後も順調にグレの釣果を伸ばしていると今度は違ったアタリがありました。ギコギコ叩くような反応に、すぐに“サンノジ”だと分かり少し残念がる前岡さん。磯釣りではアジやサンノジの他に嬉しい外道も釣れることもしばしば。前岡さんはこれまで80cmの真鯛をはじめ、ワラサ、カツオ、イサキ、石鯛などグレ以外にも様々な魚を釣り上げてきたようです。狙いはグレであっても何が来るか分からないのも釣りの醍醐味の一つですよね♪

体高のある立派な寒グレをゲット

最後は40cmには届きませんでしたが体高のある立派な寒グレを釣り上げたところで納竿。前岡さんは釣り場を綺麗にしてこの日の釣りを終えました。皆さんも是非、尾鷲の磯でグレ釣りを楽しみ、40cmオーバーを狙ってみてください(^-^)

本日の渡船

川端渡船

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●川端渡船
住所:三重県尾鷲市馬越町4560
電話:0597-22-8430
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