今回のフィッシングラヴァ―東海の舞台は、岐阜県の清流「長良川」。特に上流は、鮎の友釣りファンから大変人気で、休日にもなると多くのアングラーが訪れ、竿を出します。そんな人気の長良川で今回、この2人のフィッシングラヴァ―が大鮎を求めて友釣りに挑みます。
岐阜県の長良川をよく知る、がまかつフィールドテスターの渡邉敦さん(写真左)。今回は川の流れの早い急瀬や荒瀬で良型の鮎を狙います。そして、ダイナミックな荒瀬の大鮎狙いを得意とする、がまかつフィールプレイヤーの小林正徳さん。長良川でも荒瀬を積極的に攻めて大鮎を狙います。
今年の長良川は天然鮎の遡上が例年以上に多く、まだ小ぶりなサイズの鮎が多く釣れている状況。そんな中、大鮎を狙う2人はパワーロッドの性能を最大限に活かすため、数を追うよりも良型に狙いを絞って慎重に釣りを展開しています。
※長良川で鮎釣りをする時は遊漁証が必要です。
今回使用する 鮎の友釣りのタックル
- ロッド:がまかつ がま鮎 パワーR (引抜早瀬90)
- 仕掛け:がまかつ アーマード F+プロ パーフェクト仕掛(水中糸:0.1号)
- 掛けバリ:がまかつ ザ・ボックス T1大鮎要(号数:8.5号)
- オモリ:がっちり鮎オモリ(1.5号)
がまかつ がま鮎 パワーR (引抜早瀬90)

全国的に鮎の大型化が進む近年の河川傾向に完全対応するため、シリーズを通してブランクを肉厚化させています。超高弾性カーボンと強度に優れるカーボンを適材適所に配置することで、圧倒的なパワーと強度を実現。激流であろうと、巨鮎であろうと強度に不安を感じることなく、思いきり勝負を挑める竿に仕上がりました。負荷が掛かった状態で竿を立てた際や捻れによる竿先部の破損を防ぐため、強度に優れる「TORAYCA(R)M40X」を採用しています。魚に主導権を不意にとられ、竿角度が保てなくなった場合でも、負荷の掛かる竿元部付近も肉厚化させていますので、慌てることなく安心して対応することができます。継番毎にバランスを考慮しつつ肉厚化させることで、自重に対し持ち重りを感じにくい設計に仕上げています。基本調子は張りのあるパワーロッドですが、魚が掛かれば負荷に応じてしっかりと曲がり込みます。引抜早瀬は急流河川での20~25cmクラスがメインターゲットですが、川の水量次第では20cm後半クラスまで十分に対応することができます。張りだけではなく粘り強さを持たせていますので、大鮎釣りでオールマイティーに活躍できる竿です。
- スペック
- ●がまかつ がま鮎 パワーR (引抜早瀬90)
- ●全長 9.0m
- ●自重 286g
- ●仕舞寸 138.8cm
- ●継数 8本
- ●先径 2.1mm
- ●元径 25.1mm
朝日が差し込む清流に立ち、2人は早速、オトリ鮎をセット。いよいよ、友釣りスタートです。
最初のヒットは小林さん!釣り上げたのは、小型ながらも元気な一尾。可愛いサイズなのでリリースします。
鮎の数が多いと餌の取り合いになり、どうしても小型が中心になってしまいます。大型狙いの渡邉さんは、流心のような流れの強いポイントを攻めますが、ファーストヒットは小林さんと同じく、リリースサイズの小型鮎でした。
すると、続けてアタリが。今度は小ぶりながらも、オトリに使えそうなサイズの鮎をキャッチ。これで養殖から天然オトリへと切り替えられ、ここから一気にサイズアップを狙います。
徐々に水温が上がってきたためか、渡邉さんはその後も順調にサイズアップした鮎を釣り上げます。
一方の小林さんも“がま鮎 パワーR”の力を発揮できるような強いアタリを求めて急瀬を攻めていき、徐々に良型を釣り上げていきます。
長良川の大鮎シーズン到来!朝から良型鮎を次々とキャッチ!
釣れる鮎のサイズも徐々に大きくなり、引きの手応えも確かなものに。さらなる大鮎を求めて、2人は、新たな流れを目指して次のポイントへと移動してきました。
鮎は流れの変化を好むため、小林さんはじっくりと川の流れを読み、鮎が着きそうな石や流れ筋を丁寧に見極めながら、狙いを定めていきます。
小林さんは、狙いを定めた荒瀬のポイントに、オトリ鮎を丁寧に送り込みます。その読みが的中し、次々と鮎がヒット。サイズも徐々にアップし、いよいよ20cmオーバーが視野に入ってきました。
早瀬や荒瀬で大鮎を狙うためには、竿の強度も必要です。今回、渡邉さんと小林さんは、張りのある調子で鮎がかかればしっかりと曲がり込む「がま鮎 パワーR」を使います。その特徴を聞いてみました。
「がま鮎パワーR」は長良川の激流・急流河川でも大鮎を楽に引き抜ける!!
さらなる大鮎を求めて、2人は昼食を挟みつつ、新たな早瀬ポイントへと移動。澄み切った青空に太陽がまぶしく輝き、川面をキラキラと照らします。自然との調和を感じながら、2人は次なる一尾に期待を膨らませます。
渡邊さんは白波が立つ瀬にオトリ鮎を送り込むと、すぐに手ごたえのある引きが。流れの中で掛かった力強い鮎の感触が、竿を通して伝わってきます。
釣り上げたのは、追星のはっきり出た20cm超えの良型鮎。お見事です!
小林さんも、釣るたびにサイズアップ!粘り強くポイントを変えた甲斐があり、見事に良型を引き寄せました。
長良川の荒瀬で、大鮎に挑む!パワーロッドを駆使して、入れ掛かりが連発!!
最盛期を迎えた長良川で、鮎の友釣りを存分に満喫した2人。終盤は良型の入れ掛かりが連発で、これから本格化する“大鮎”シーズンへの期待を寄せつつ、この日はフィニッシュとなりました。皆さんもぜひ、自然豊かな長良川で、この時季ならではの醍醐味を味わってみてはいかがでしょうか♪