今回の舞台は静岡県裾野市、富士山の近くにあるすそのフィッシングパーク。１年を通して、エリアトラウトを楽しめる人気のスポットです。エリア内には、３つの池があり、ルアーとフライでトラウトを狙うことができ、大型も期待できるとか。そんな場所で、エリアトラウトの楽しみ方を教えてくれるフィッシングラヴァーは礒野寛之さん。独自のルアーを開発しながらエリアトラウトを楽しむ、エリアトラウトのエキスパートです。
今回最初に使うタックルは、トラウト用ロッドとスピニングリールの2000番。ラインはエステルの０.４号、リーダーはフロロの３ｌｂ、ルアーはトップウォーターを使用し、フックはSBL-14の８番を使用します。
最初は魚がたくさん入っていて、初心者でも楽しめるミックスポンドへ。礒野さんは、とりあえずトップウォーターのルアーを投げて反応をみます。そこで魚が出てくれたらラッキー。出てこなくても魚がどれくらいのスピードで追いかけてきたか反応が見えるので、それを確認しながら想像して次の手を考えていきます。
礒野さんはフックを、内向き内向きにセットして使用しています。これは、魚が後ろから喰う場合もあれば、下から喰う場合もあります。そこで、ルアーのどこに喰わせたいかを考えて、その辺にハリ先を持ってくるという考え方でやっています。なので、今は魚が下からスっと寄ってきてお腹辺りを喰わせたい。という想定でセットしています。
すると、投げ始めて２～３投でいきなりヒットです。魚は元気で結構跳ねます。早速釣れたのはニジマス。いいコンディションの魚でした。
ＳＢＬ－14シングルバーブレス
ノーテンションでも掛ける首振り瞬間フッキングが魅力。ステイ～デッドスローリトリーブのような巻きテンションのかかりにくいプラグやスプーンに最適です。貫通力を高めるマジックフッ素コートの採用や鈎先の鋭さを維持するタフワイヤー仕様となっています。
※フッキング重視の極細線径です。適切なドラグ設定のうえご使用ください。
- スペック
- ●号数：9号/8号/7号/6号
礒野さんが解説するSBL-14フックの狙い
礒野さんは、魚がどのように動いているかも観察しています。魚がどの場所から跳ねているかも大事。最初から水面辺りにいてスグに跳ねるパターンもあれば、すごく深いところから上がってきて跳ねる場合もあります。それによって、時間のとり方とかアピールの仕方を変えていくのもやり方です。
ここで礒野さん、ルアーを替えるようです。先ほどのトップウォターよりも少し大きめで、音がするアピール力の強いルアーにチェンジしました。これで魚をイライラさせる作戦です。フックは同じSBL-14の#8で、内向き内向きセッティングです。しかし反応があまり良くないので、逆に小さ目のルアーに替えてじっくり見せて喰わせるようです。これには魚が反応しました。見事作戦成功です。礒野さん、魚の引きを楽しみながら寄せてきます。
エリアトラウトのバイトシーン
次に礒野さんは、沈ませるルアーに替えます。魚が上向きよりも同じくらいの目線に反応しそうなので、魚がいるところに直接近づけるマイクロクランクベイトのルアーにします。これにセットするフックはSBL-14の#９で、外向き外向きにします。これは魚に後ろから喰わせるためのセッティングです。
なかなか反応がでないので、次に礒野さんは池の深いところにいる魚に狙いを定め、さらに深場を探れるルアーにチェンジ。すると、きました、まさに狙い通り。後ろから追ってきて見事にヒットしました。
Ｐ－２０ 耐力スナップ
耐力システムを搭載した、クイックスナップ。特殊な溶接と絶妙なワイヤーの太さでゆがみにくい。
また開閉時、一番負荷のかかる湾曲部にもハリ屋ならではの特殊処理を施し、バネ性をUP。ルアーの接続交換がスムーズ＆スピーディーで結び目がズレにくく、ルアーが動きやすいティアドロップ形状を採用しています。
- スペック
- ●号数：000/00/0/1/1.5/2
エリアトラウトで礒野さんイチオシ。耐力スナップのいいところ
そしてロングキャストしてのバイトも楽しみます。まさに状況に合わせて思い通りに釣っていきます。
エリアトラウトのエキスパート礒野さんがミノーの釣り方を解説
最後は、３つのポンドの中でもっとも透明度の高いクリアポンドを攻略します。魚の反応する様子がよく見えるので、アワせる楽しさを十分に味わえるポンドになっています。魚も多く、人気の池なのでアングラーも沢山います。なので、どうしても投げる場所が限られてきます。そんな時に楽しみやすい方法として、マイクロクランクの少し潜るタイプのルアーを使います。リップの長いルアー（スローシンキングモデル）でちょい投げして潜らせます。
アタリがあった時や魚が外れた時、変化があった時にはフックをチェックするのも大事。次のチャンスで魚を逃しません。
マイクロクランクではどうもハマリませんでした。しかし礒野さんは、ルアーを投げた時にリップが返るタイミングで魚が反応するのを見逃しませんでした。そこで水面を利用し、ちょっと誘い、魚のスイッチを入れてあげたほうがいいと想像し、マイクロのトップウォータープラグで木の葉のように漂わせます。するとビックリするくらいスグにヒットしました。
これは必見！エリアトラウトで礒野さんが初心者でも釣れるコツを解説
初心者から上級者まで楽しめるエリアトラウト。自分なりの攻略法で楽しめるのがいいですね。エリアトラウトの攻略法と、釣りの楽しさを十分に味わったところでタイムアップですが…。まだまだ釣り足らない様子の礒野さんでした。
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●すそのフィッシングパーク
住所：〒410-1125 静岡県裾野市富沢589-1
電話：055-993-5514
http://www.susono-f-park.com/
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