出るか年なし！チヌのかかり釣り～三重県迫間浦～

今回のターゲットは、乗っ込みのチヌ。産卵期を迎え食欲旺盛なこの時期は大型が狙えます。しかし、警戒心の強いチヌを仕留めるには状況分析とテクニックが必要。

さあ、今回のフィシングラヴァーはどんなパフォーマンスを見せてくれるのでしょうか？
舞台は三重県迫間浦。かかり釣りに挑戦するのは、三重県をホームグラウンドに、チヌかかり釣りの名手として名高い、がまかつフィールドテスターの末吉一崇さん。大物ハンターと知られ、夢のロクマルを仕留めたこともあり、今回も大型のチヌを狙います！！

今回使用するかかり釣りのタックル

かかり釣りのタックル: ロッド：がまかつがまちぬイカダ凪斬(タイプ:M 全長1.55m 穂先：先調子); リール：筏釣り用リール; ライン：フロロカーボン 2号; ガン玉：無し～0.8号（状況によって使い分け）; フック：がまかつナノチヌ筏 4号

朝一は“ボケ”を刺し餌にした落とし込み釣りで様子をみる

日の出と共に出船した末吉さん。ポイントとなる筏へ向かいます。

朝一のエサは“ボケ”をチョイス。よく動いてアピールしてくれるので様子を探るには最適です。すると、開始一投目から穂先に反応が。釣り上げたのは特大サイズのフグでした。

その後も反応がいいのはフグばかり。　状況を変える為に、ダンゴを作って落としていく作戦に変更します。　撒き餌はしっかりと底にとどまり持続性が高いアケミ貝を使用。刺し餌にはシラサエビを選択し再スタートです。

かかり釣り用に最適：がまかつセミハードバッカンを使って撒き餌の準備

すると、先ほどのフグとは違う反応があり釣り上げたのは定番ゲストのヘダイでした。ダンゴを投入してからフグとは違うアタリが連発します。

今度は筏周りを探るためにダンゴを足元に落して刺し餌を投げてみることに。
するとマダイがヒット。

着実に正解が近づいてきた次の一投。ついに狙いのチヌを釣り上げました。

かかり釣りの名手がまかつフィールドテスターの末吉一崇がマダイ＆チヌをゲット！

今回、末吉さんが使用しているロッドは“がまちぬいかだ凪斬”。非常に軽くて一日中持っていても疲れず、スタイリッシュな竿ですが、魚の引きをしっかり受け止める強さも兼ね備えています。その特徴を末吉さんに伺ってみました。

かかり釣り専用ロッド：がまちぬいかだ凪斬の特長を末吉一崇が解説

がまちぬいかだ凪斬

かかり釣り特有の静寂な待ち姿勢から大きな合わせをいれる様はまるで武士の居合斬り。そんな凪の海を斬り裂くかのような細身のブランクを搭載し、軽快に釣りができるようこだわった切れ味のよいシリーズです。細身・軟調ながら十分に感じられるパワーとオリジナルガイドセッティングの相乗効果による高い操作性を備えます。グリップ形状を片軸リール用に特化させたことでより握りやすく疲れにくい仕様になっています。また、シングルフットガイドを採用することで、ラインがブランクへの張り付くのを抑制し、ラインメンディング・ラインの送り出し等の操作性能が格段に向上しています。「中先調子」と「先調子」2本の穂先が付属。あらゆる状況に対応することができます。

スペック: ●がまちぬいかだ凪斬(MH1.65); ●タイプ HM; ●全長　165cm; ●自重　76g; ●仕舞寸 124.0cm; ●継数 2本; ●先径　0.4mm(先調子)、0.45mm(中先調子); ●適正ハリス(号) 1～3; ●錘負荷(号) 0～3

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チヌのアタリが増えてくるとサイズアップを狙ってパターンを変更する

朝マズメも終わり、そろそろ潮止まりかという時間。再度ダンゴを投入しアタリを待ちます。仕掛けを何度か入れ直しチャンスを伺う末吉さん。すると感度の良い穂先にようやく反応が！

明確なアタリに付いていたのは、綺麗なチヌ。刺し餌にはボケを使用しました。
今度はサイズアップを狙いたい末吉さんは、オモリを重たく変更し遠投してみることに。

すると狙い通り、見事サイズアップを釣り上げました(^^♪

かかり釣り:がまかつ末吉一崇が三重県迫間浦でチヌを連続ゲット！

その後もアタリが続き、徐々にサイズアップしたチヌを釣り上げていきます。しかしまだまだ狙いの年なしサイズには届かず、仕掛けを流れに任せ誘い続けると何やら良いアタリが。なかなか乗せることが出来ず、仕掛けを上げると餌には大きくかじられた跡が。
残り時間もあと僅か。末吉さんは最後まで諦めずに粘り続けると・・・