
今回の舞台は、三重県南伊勢町・古和浦の筏。大型のアオリイカを狙い、ヤエン釣りに挑戦します。春の好シーズンを迎え期待が高まる中、果たして価値ある一杯を手にすることはできるのか!?それでは今回のフィッシングラヴァーをご紹介しましょう。

これまで様々な釣りを楽しみ、昨年ヤエン釣りに初挑戦したサンラインスタッフの林貴史さん(写真右)。繊細な駆け引きと独特の間合いに魅了され、今回再び大型アオリイカを狙います。さらに今回は、林さんに何とか一杯釣ってもらおうと、強力な助っ人としてフィッシング遊の佐久間隆幸さん(写真中央)と澤村清一さんが参戦。バックアップは万全。林さんは、昨年果たせなかったアオリイカとの出会いを求め、リベンジに挑みます。
今回、使用するヤエン釣りのタックル

- ヤエン釣りのタックル
- ロッド:ヤエン専用ロッド(5.2m)※インターライン
- リール:スピニングリール3,000番 ※リアドラグタイプ
- ライン:サンライン ダンクスナイパーVS(素材 フロロカーボン2.0号)
- 餌:アジ(生餌)
- 他:ハリ、ヤエン
ダンクスナイパーVS (ビジブルサイト)

今回お世話になるのは、山々に囲まれた自然豊かな古和浦湾を知り尽くす「国丸渡船」。船を走らせることおよそ5分で、今回の舞台となる筏へ到着します。

林さんは昨年教わった仕掛けを思い出しながら、佐久間さんと確認を重ねつつ、準備を進めていきます。

生きたアジをセットし、早速1投目をキャスト。糸ふけを取り、リアドラグを緩めてアジを自然に泳がせるまでの手順も、しっかり頭に入っています。あとはアオリイカからの反応を待つのみ。期待を胸に、その時を待ちます。

佐久間さんによると、岸際にアジを投入すると、10〜15分ほどでラインが筏の近くへ寄ってくることが多いとのこと。そんな時は一度仕掛けを回収し、再度投入し直すのがポイントだそうです。また、アジが安全な場所に潜り込んでしまうこともあるため、反応が無ければ積極的にキャストし直すのも効果的だと教えてくれました。

そこで林さんは、一度アジを回収して様子を見ることに。すると、なんと仕掛けに付いていたはずのアジの姿がありません。アオリイカに食われてしまったのでしょうか。

実は昨年、林さんは一投目でアジをかじられながらも、アオリイカを掛けきれず逃してしまう苦い経験をしています。脳裏によみがえる、あの時の光景…。まるで悪夢が再び蘇ったかのようです。


日が昇り始めたタイミングで、佐久間さんと澤村さんもそれぞれ別の岸際へアジを投入。しかし、すぐに反応は得られず、3人はアタリを待ち続けます。


反応が無い状況で何か打開策はないかと佐久間さんに尋ねると、「アジにオモリを付けるのも効果的」とのアドバイス。アジが泳ぎ回らなかったり、思うように潜らない場合は、腹部にオモリを付けて強制的に深場へ沈めることで状況が変わることもあるそうです。変化を求める林さんは、早速その方法を試してみることにしました。

しばらくすると、澤村さんのロッドに待望の反応が。穂先にはアオリイカ特有の明確なアタリが伝わっているようで、この日初めての反応に期待が高まります。

イカがしっかりアジを抱き始めたタイミングで、いよいよヤエンを投入。林さんが慎重にヤエンをセットし、アオリイカとの駆け引きが始まります。


ヤエンがアオリイカに掛かったことを確認し、いよいよタモ入れへ。逃せない一杯だけに、林さんにも自然とプレッシャーがかかります。


アオリイカが墨を吐いて再び水中へ潜るなど、最後まで気の抜けない展開となりましたが、見事タモ入れに成功。林さんも思わずガッツポーズを見せます。緊張で手足が震えているという林さんに対し、佐久間さんは「最後のタモ入れまでのドキドキ感がヤエン釣りの魅力」と興奮気味に語ります。仕掛けのヤエンもしっかりと掛かっていました。

上がってきたアオリイカに「これは3キロある!」と大興奮だった澤村さん。期待を込めて重量を測ってみると・・・結果は730グラム。まさかのサイズ感にメンバーは大笑い。惜しくもキロアップには届きませんでしたが、厳しい状況の中で手にした貴重な1杯に、「これはこれで価値あるアオリイカ」と互いの健闘を称え合いました。
【興奮のヤエン釣り】イカダから春の大型アオリイカを狙う!!三重県・古和浦でドラマ連発!

徐々に風が強まり始め、状況が変わる前に次のアタリが欲しいところ。すると、そのタイミングで再び澤村さんのロッドに反応が現れます。

今回も「これは3キロオーバーあるでしょ!」と自信満々の澤村さん。しかし、その重量感は強風でラインが引っ張られているだけなのか、それとも本当に大型アオリイカなのか…。期待と不安が入り混じる中、ヤエンを投入して反応を待ちます。

すると突然、ロッドから重みが消失。不思議に思い回収してみると・・・アジが半分だけ綺麗に食べられ、アオリイカには逃げられていました。どうやらヤエンがアオリイカまで届ききっていなかった様子。見事な“食い逃げ”に、思わず苦笑いです。

アタリもなく、我慢の時間が続いていた林さん。ここで澤村さんと場所を交代し、これまで反応が多かったポイントへ仕掛けを投入します。すると――

すると、ここでついに反応が!強風にラインをあおられながらも、林さんは慎重に様子を見極め、ヤエン投入のタイミングを伺います。

しかし、あと一歩のところで無念…。回収してみると、アジの頭だけをかじられた状態で、アオリイカには逃げられてしまいました。

この日は強風の影響もあり、残された時間はあとわずか。佐久間さんと澤村さんが見守る中、最後まで粘ってアオリイカを狙い続けた林さんでしたが、惜しくも無念のタイムアップ。念願だったヤエン釣りでのアオリイカ初ゲットは、次回へ持ち越しとなりました。とはいえ、ドキドキの駆け引きや突然訪れる興奮はヤエン釣りならではの魅力。シーズンに入ったアオリイカ狙いに、皆さんもぜひチャレンジしてみてください。
お世話になった本日の渡船

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国丸渡船
住所:三重県度会郡南伊勢町古和浦1134-7
電話:090-5600-0439
https://kunimaru.cc/index.html
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