静岡県沼津で青物を攻略

マイクロベイトパターンで青物を攻略! 〜静岡県 沼津〜

長坂 隆矢さん

舞台は静岡県沼津。マイクロベイトを捕食している青物を狙ってサーフからルアーをフルキャスト!朝まずめの時間帯から、サーフのショアジギングを楽しんでいる、今回のフィッシングラヴァーは、静岡サーフをホームとするジャッカルのフィールドスタッフ長坂 隆矢さんです。サーフゲームだけでなく、シーバス、ロックフィッシュなど、伊豆から三重まで幅広いエリアで、貪欲に釣りを追い求めています。

今回、使用するルアー「ジェットロー」は、古くからトローリングに使用されてきた “ヒコーキ”や “弓角”といった伝統漁具を基に作られたアイテム。天秤形状をした本体が “飛ばし”とスプラッシュによる “寄せ”を担い、その後方を追うように泳ぐ、シラスサイズの喰わせのルアー「バディ」にバイトさせるという仕組み。小型ルアーに足りない飛距離やアピール力で青物を引き寄せます。

左:“ヒコーキ”を参考にした本体、右:“弓角”を参考にしたバディ

そして使用するタックルはご覧の通りです。

今回のタックル

サブルSB-109MMH

サブルSB-109MMH

ブランクは航空・宇宙用途にも用いられる東レ(株)のナノアロイ®テクノロジー適用樹脂と世界最高クラスの強度をもつカーボン素材TORAYCA® T1100Gに、異なる弾性素材を組み合わせた独自設計。軽量かつ高強度を実現する革新的素材に加え、ジャッカルオリジナルのブランク設計により、サーフゲームに不可欠な「遠投性能・操作性・感度」を高次元で共立している。

スペック
●長さ:10フィート9インチ
●継数:2本
●重量:201g
●ルアーの重さ:MAX50g
●ライン:PE0.8号~2号
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ここのサーフの特徴は、どん深になっていて水深がとても深い地形になっています。潮の流れは結構速いので青物が回遊してくる人気のポイントになっています。最初に長坂さんがチョイスしたのはジェットローの35gです。足場が低いところは、浮き上がりのいい35gを使用するのがいいそうです。また45gは、荒天の時や堤防などの足場が高い場所が適しているとのことです。上手くルアーを引くには、ロッドを立ててキャストしたルアーが着水後スグにリーリングを開始することで、表層を水しぶきを上げてルアーが動くので、ベイトの群れやナブラを演出し魚を誘発することになります。

水しぶきを上げて動くルアー

狙うポイントは潮目が近づいてきた時。海面上に見える「海水の境目」周辺には海流のぶつかりによって発生するプランクトンを求め、小魚が集まることが多いところが近づいてきたらチャンスと思ってください。あとは鳥山とかナブラです。魚を寄せる力はあります。ここで雨が降ってきました。これがどのように影響するか。雨が降ると表層のアポール力が薄れるので、少しルアーを沈めて動かします。ここで近くの釣り人がシイラをキャッチした模様。そしてシイラが跳ねるのを見た長坂さん、シイラや青物が通ることを信じてひたすらルアーを遠投しますが、残念ながら今のところ反応はありません…。

ひたすらルアーを遠投する長坂さん

ここで長坂さんが動きます。ジェットローのウエイトを45gに重くして、さらに射程範囲を広げます。さぁシイラや青物に届くのでしょうか?すると少し右側で魚の群れを見つけたようです。こちらに寄ってきてくれればいいのですが。。。少し遠い魚の群れに遠投を繰り返します。 うまく喰わせることに成功しました。
しかし、ランディングする前に海に戻っていってしまいました。

ジェットローのウエイトを45gに重くしてヒット

釣り上げたワカシ

沖では魚が跳ねていますが、なかなか岸に近づいてくれません。もどかしい時間が過ぎていきます。と思ったところで、やはり右側の少し先で魚の群れを見つけました。長坂さん猛ダッシュ! 果たして捉えることができるのでしょうか!? ルアーの射程範囲内にいる魚の群れを見つけた長坂さん。キャストしようと急いで向かいます。これはいけそうだとキャストしたところ、見事にヒット!がしかし外れてしまいました。喰いが浅かったようです。続いて群れの近くにルアーをキャストしますが、動きが早いせいか、魚がヒットしません。

群れの近くにルアーをキャストする長坂さん

だいぶ魚っ気がでてきたので、何度も魚の群れにルアーを通します。が、なかなか喰いつきません。そこでルアーを35gに戻してカラーをシラス系から派手なアピールピンクに換えます。すると、ヒットしました。読みが的中。上がってきたのはシイラでした。

シイラをゲットした長坂さん

ジェットロー

ジェットロー

マイクロベイトパターン攻略には、ルアーサイズを落とすことが有効。しかしサイズを落すと飛距離が落ちてしまうというジレンマを経験した方も少なくないはずです。ジェットローは、シラスサイズのマイクロルアーを、ヘビーミノー並みの飛距離で飛ばすことが可能。「サイズを落とすと届かない…」を完全に克服します。天秤形状をしたジェットロー本体が“飛ばし”とスプラッシュによる“寄せ”を担い、その後方を追うように泳ぐシラスサイズのバディ(喰わせルアー)にバイトさせるという仕組み。小型ルアーに足りない飛距離だけでなく、アピール力も補うことができます。

スペック
●重さ:35g/45g
●バディカラー:6色
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トップで楽しい!ジェットローの動きと喰った瞬間

ということで再びカツオの群れを狙っていきますが、惜しくもソウダガツオを捉えることはできませんでした。
でもサーフゲームを十分楽しんだところで今回の釣りは終了となりました。